結局テスラは環境に良いのか。

結局テスラは環境に良いのか。

さまざまな資料から調べた結果、答えはYESです。

テスラのパーパス・存在意義

持続可能なエネルギーへ世界のシフトを加速すること、それがTeslaの存在目的です。

Teslaでは、持続可能なエネルギーへ世界のシフトを加速するというミッションに関連するすべての指標において、ベストを尽くすことを目指します。Teslaのインパクトを最大化するために、引き続き製造量を増やし、製品を入手しやすくする予定です。

具体的には、2030年までに電気自動車を年間2,000万台(2021年は94万台)販売するとともに、年間1,500 GWhの蓄電池(2021年は4GWh)を設置することを目指しています。このような納車台数のマイルストーンを一貫した成長率で達成すれば、2030年までにTesla車両の総台数は数千万台を超え、その車両1台1台が使用されるたびに、何トンものCO2e排出を削減することが可能です。さらに、Teslaが生産する各製品は、製造から消費者による利用、リサイクルに至るライフサイクルの各段階で、継続的に改善されなければなりません。

また、製品の製造時に使用されるエネルギーや水、お客様と従業員の安全性、そして製品の手頃な価格と入手しやすさなど、あらゆる指標を改善する必要があります。今年のインパクトレポートでは、これらの各テーマを取り上げます。

Tesla Impact Report

驚くことに、テスラの企業活動は「車を売ること」ではなく、「持続可能なエネルギーへ世界のシフトを加速する」ためにEVを広げること、なのです。もしEVが持続可能な手段ではないならテスラは別の手段に移行するでしょう。EVを製造・販売している時点で、企業姿勢に照らし合わせれば環境に良いことが自ずとわかります。トヨタもホンダも日産も、社会に車を広げることを使命に「車を作り、売ること」というDNAに刻まれた縛りから抜け出せない中、テスラは根本的に企業としての出発点が異なることがわかります。

エコシステム全体で気候変動対策に取り組む

気候変動は世界的に憂慮すべきレベルに達しており、その大きな要因として、輸送や発電に使用される化石燃料の燃焼による排出が挙げられます。エネルギー生成と消費の両面で対処しないことには、世界の温室効果ガス排出量を削減することはできません。そして、エネルギーに関わる習慣を変えるには、まず、輸送分野とエネルギー分野における排出量を直接削減することが不可欠です。
Teslaは、エネルギーと輸送の完全なエコシステムを設計・製造しています。私たちは、このエコシステムを支える技術を開発するだけでなく、エコシステムを構成する製品の価格も重視しています。Teslaの研究開発とソフトウェア開発の努力、および先進的な製造能力の継続的な開発を通じて、これらを達成しようとしています。

Tesla Impact Report

テスラにとっての自動車事業がミッションを実現するための一つのパーツでしかないことがわかります。エネルギーにまつわるエコシステム全体で課題を解決しようとしているのです。

日本でEVに乗ることは正解なのか。

なのでテスラ所有者は家にソーラーやエネルギーストレージを設置するなどエコシステムをより広く取り入れることによってより気候変動課題に貢献することができます。EUでは既に再生エネルギー比率が化石燃料比率を上回っている。しかし、日本では発電量の多くを火力が占める。温室効果ガスを排出したエネルギーでテスラを走らせては気候変動への貢献は少なくなってしまう。

もちろんガソリンは化石燃料の燃料の採掘、精製過程及び配送される間に、大量の二酸化炭素を排出する。さらにガソリンを生成する時に、深刻な量のメタンガスが漏れ出す。さらに、タンカーによる輸送などで多くの温室効果ガスを排出している。

もちろん、その輸送インフラがあるから効率的に使うべき、という意見もあるが、根本的には地球環境に負荷をかけ続けていることは間違いない。石油は有限の資源。例え火力発電で発電した電力でEVを走らせても、そちらの方が気候変動への影響は少ない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1e25520649b09510e3f1a2c3ee19f66f01197a90

ガソリン車と比べて本当にエコなのか

EVは製造時の温室効果ガス排出量が多い、との声も多く聞かれますがこれはテスラも認めています。ただ、10,460km走行することで、ガソリン車よりもライフサイクル全体での排出量が少なくなります。1万kmはほぼ全ての購入者が走る距離と思います。ライフサイクル全体で考えればEV(テスラ)はやはり温室効果ガス排出量は少ないと言える。

化石燃料の燃焼による大気汚染により世界で毎年800万人が犠牲に

窒素酸化物(NOx)などの微小粒子状物質(PM2.5)が出ない。これだけでもEVは意義があります。フロンの入ったスプレーが規制によって使われなくなったように、人類の生活圏の中で当たり前にガソリン車に乗り、化学物質を振り撒いていたことが恥ずべき事として捉えられる時代が来るでしょう。

同時にエンジン車というテクノロジーに固執し、環境対応に真剣に取り組んでこなかった全ての自動車メーカーは世界のエネルギーシフトの流れから取り残され結局は売り上げが落ち、企業価値が大きく下がるでしょう。

EVのバッテリーの寿命とリサイクル

そもそもが超長寿命のバッテリーということがテスラの環境負荷低減の答え。20万マイルを走行してもバッテリー維持率は脅威の80%以上。ガソリン車では20万マイルを走る間、ずっと温室効果ガスと有害物質を排出し続ける必要があります。

このテスラのデータのすごい所は既に販売された多くのモデルSによって実証されていること。25万7千キロ走っても、テスラのバッテリー劣化は10%以下

化石燃料自動車が消費する天然資源は電気自動車の「数百倍」

ガソリン車やディーゼル車からの脱却が環境に大きな利益をもたらすという証拠を追加する研究によると、化石燃料車は同等のバッテリー電気自動車に比べて何百倍もの原材料を浪費していることが明らかになりました。

ガーディアン紙が見たトランスポート&エンバイロメント(T&E)の分析によると、電気自動車に使われるリチウムイオン電池のライフサイクルで失われる原材料は、リサイクルを考慮しても約30kgに過ぎず、17,000リットルの石油と比べた場合である。

The Guardian

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