グラボ拡張eGPUそろそろ正式リリース
2017年のWWDCで発表され、macOS High Sierraにて対応が開始された「eGPU」。外部グラフィックカードをThunderbolt3経由で接続して、Macbookのグラフィックス機能をパワーアップ出来る機能です。Apple(アップル)からも開発者向けキット「External Graphics Development Kit」が発表されていて、2018年春に正式版としてリリース予定です。
既に対応アクセサリがリリースされ始めています。
今回は有望株のAkitio Node Proを調べてみました。記事執筆時(2017年2月19日)には日本での販売は開始されていないようなので下調べ。前機種のNode、Node Lite(公式にはグラフィックスボード非対応)はAmazonで販売中です。
Akitio Node Pro eGPU 特徴
- Thunderbolt 3 for lightning fast transfer speeds up to 40 Gbps
- Dedicated DisplayPort for additional monitor to expand the workspace
- 2nd Thunderbolt port supports Thunderbolt 3, USB 3.1, and DisplayPort devices
- USB power delivery provides 60W of power to recharge compatible laptops
- Built-in 500W SFX power supply with an extra pair of 8-pin PCIe power connectors
- 1 PCIe (x16) slot supporting full-length, full-height, double-width cards
- 4 lane PCI Express 3.0 compliant interface
- Wire mesh panel to dissipate heat from cards with on-board fans
- Retractable carry handle to easily transport the device
- No tools required for installation of PCIe card
9to5macレビュー
シンプルなアルミニウムフィニッシュデザイン
初期型のNodeの指紋が目立つブラックフィニッシュと異なり、アルミニウム製の落ち着いたフィニッシュ。正面も1枚のアルミニウムでクリーンな仕上がり、下部のLEDはブルーに点灯。
上部にあるハンドルは使わないときは本体に収納できる。モバイルを想定しているユーザーには嬉しいトップハンドル。
ツールレスのGPUインスタレーション
Node Proは空箱なのでGPUを別途購入して設置する必要があります。
他のボックスと異なり、サイドパネルは無く、上部からの設置となる。ただ、ツールの必要ないロングスクリューが準備されていてグラフィックスカードのインスタレーションは簡単。
熱対策、インタフェース
底面にファンを設置。全機種よりもノイズは静か。
Node Proは2つのThunderbolt 3を備えているので、SSD等のアクセサリーも統合管理が出来ます。またどちらのポートも60WまでのUSB Power Deliveryをサポート。MacBook Pro15インチも安定して充電可能。
ディスプレイポートもオリジナルには無かった進化点。拡張ディスプレイに4K 60Hzの映像を出力できる。
正式対応が待ち遠しいeGPU
MacBook ProにとってeGPUはまだまだベータ版機能です。春には正式版リリースされるとアナウンスされているのでそちらを楽しみに待ちたいと思います。その頃にはNode Proも日本で発売されているかな。
Node Proはwin/mac両対応を謳っているので、Thunderbolt 3搭載のラップトップであれば使用できる可能性があります。日常的には薄型軽量のマシンをモバイル、オフィスや家ではeGPUを接続してパワーアップして使う、新しい使い方ができるようになります。
追記
アミュレット株式会社が日本での販売を開始したようです。参考価格54,000円。
アミュレット、Windows/Macに対応した、Thunderbolt 3対応 PCI Express 外付け拡張ボックス「AKiTiO Node Pro」取り扱い開始