eGPUがMacbook Proで正式サポート開始
29日「macOS High Sierra 10.13.4」が公開され、MacBook ProでいよいよeGPUが正式にサポートされました。こちらがAppleのリリースノート。
サポートされるMac
2016年以降にリリースされたMacbook Pro
2017年以降にリリースされたiMac、およびiMac Pro
いずれもmacOS High Sierra 10.13.4がインストールされていること
Thunderbolt 3搭載が必須なので残念ながらMacbookやMacbook Airは非対応となっています。
macOS 10.13.4のeGPUサポートでできること
- Metal, OpenGL, and OpenCLを使用するアプリケーションのグラフィック強化
- 追加の外部ディスプレイを接続可能
- eGPUへ接続されたVRヘッドセットを利用可能
- eGPU使用中にMacbook Proを充電可能
- Macbook Proのディスプレイをクローズした状態でも外部ディスプレイで使用可能
- ログイン中でもeGPUを接続できる
- 1つ以上のeGPUを接続できる
- メニューバーアイコンを利用して安全にeGPUの接続を解除できる
- メニューからeGPUのアクティビティを確認可能
推奨eGPUシャーシ
利用グラフィックカード | 推奨eGPU シャーシ |
AMD Vega 64 architecture (GTX 1080相当)
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AMD Radeon RX Vega 56 (GTX 1070相当)
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AMD Polaris architecture (GTX1060相当)
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いま入手できるeGPUシャーシボックス
Apple推奨品のeGPUボックス
こちらは現状、推奨リストには載っていませんが気になっているeGPUシャーシ
9to5macではこちらにRX Vega 64を挿してレビューしています。デザインもスッキリシンプルでeGPUの本命だと思っているのですが、推奨リストに入り待ちです。
eGPUに挿入するグラフィックカード
eGPUシャーシとの対応関係までは調べられてないので購入の際は注意してください。
eGPUに対応しているアプリケーション
eGPUはmacOS High Sierra 10.13.4で、Metal、OpenGL、OpenCLアプリケーションのグラフィックをサポートしている。ただ、全てのアプリケーションがeGPU対応では無い。また、Boot CampによるWindowsでのeGPU利用は未だサポート外とのこと。
- マルチGPUに対応したプロアプリケーション
- 3Dゲーム(外部モニターをダイレクトにeGPUに接続)
- VRアプリケーション(VRヘッドセットがダイレクトにeGPUに接続)
- プロアプリと3Dゲームも、アプリケーション側の対応があればビルトインディスプレイでも対応可
18.5.16追記 razerからもMac対応のeGPUボックス発表
盛り上がってきているeGPU。Razerがいきなり本命Core Xを出してきました。
Core Xは、Core V2のより高度な機能(USBやイーサネットなど)の一部が失われていますが、RazerのeGPUラインのエントリーモデルとして設計されています。 Core X(およびCore V2)は、Windows 10のサポートに加えて、AppleのmacOSでも動作します。Razerによると、High Sierra 10.13.4以降を実行し、Mac互換性のあるAMD Radeonカードでの動作保証があります。
299ドルという低価格が魅力のモデル。まだ日本には投入されていませんが、razerの既存のシステムと本国との価格差を見るとだいたい10-20%増し担っているので4万円くらいで投入されるのではないでしょうか。楽しみです。
macOS High Sierra環境下の対応GPUは以下になります。
・Radeon RX Vega 64
・Radeon RX Vega 56
・Radeon RX 580
・Radeon RX 570
・Radeon Vega Frontier Edition
・Radeon Pro WX9100
・Radeon Pro WX7100
日本でも正式に発表されました。公式ページから購入可能です。
お値段は32,800円。予想よりもだいぶお得です。
BlackmagicからMacbook Pro専用eGPUが発表されました。