フリーランスデザイナー 収入を考える

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フリーランスとして仕事をして行く以上、コスト感覚は重要

企業に勤めていると、依頼に対して安請け合いで応じてしまっても短期的な給料は変わらないが、フリーランスの場合は直接的に返ってくる。案件に対して一律のベースの考え方を決めておくと見積もりが作りやすいので考えてみました。

まず日給と時給の目安

whatismydayrate.comは固定給をもらっていた人がフリーランスとして仕事をする際の日給と時給を算出してくれるサイトです。ロケーションに複数対応していて、その国での税金、年金、休日数を考慮した額を算出してくれ、さらに算出根拠も見ることができます。

希望年収1,000万円を入力すると

年収1,000万円の収入を得るには日給61,480円、時給7,685円

以下は算出根拠の日本語訳。
ボーナスはいらなかったので0%として再計算しています。

控除(税金等)を受ける前に、あなたの目標給料は10,000,000円から始まります。 ほとんどの給与職には何らかの形の給付(ヘルスケア、年金拠出など)があり、これらの給与の代わりに給与の約20%の費用がかかります。 その後、ほとんどの固定給を貰う従業員はボーナスを希望するので、私たちはそれを0%と仮定します。 そのため、1200万円という収入を得る必要があります。

1年で365日のうち、104日は週末です。 私たちはあなたが日本にいると思っています。私たちのデータによると、祝祭日は0日になっています。 あなたの国の義務的な祝日(10日間)に合わせてこのデータも使用しました。

計画されていない(病気またはその他の)日の平均数は6.4日ですが、安全のために7日を使用します。

最後に、フリーランサーとして、約20%の時間が請求対象外の仕事に費やされます。そのため、私たちもそれを取り除いています。

これは、1日当たり¥61,4801,200,000円/ 195.2日を与えます。

機材・設備費を考える

デザイナーとして仕事をしていく以上、切り離せないのが機材費。経費として計上できる費目も多いので、実際は全額が加算されるわけではないですが、一度単純に足してみます。

耐用年数 単価 年額
PC 3 300,000 100,000
周辺機器 5 100,000 20,000
消耗品 1 10,000 10,000
ソフトウェア・サブスクリプション (Adobe CC) 1 60,000 60,000
ソフトウェア・サブスクリプション (Fusion 360) 1 40,000 40,000
ソフトウェア(その他パッケージ版) 5 100,000 20,000
オフィス維持費(ホームオフィス、通信費) 1 100,000 100,000
調査、交通費(近隣、遠方はプロジェクト費に含む) 1 10,000 10,000
350,000

Mac/PCソフトはこれまでコツコツと買い揃えてきたので機材費には載っていません。Adobeは買い切りモデルに慣れてきたので、サブスクリプションが毎年かかるのは痛いですが、使用頻度を考えると外せません。

こちらを先ほどの日給時給に加算すると日給63,300円時給7,920円という結果に。

会社員時代1,000万円年収もらっている場合、フリーランスで1,200万円稼ぐのを目標に

まあこんなものですよね。自分だけで1ヶ月フルフルで動くプロジェクトの場合は125万円収入を得る必要があります。コンスタントな収益の柱を何本も作っていく必要があります。1日拘束される仕事であれば63,300円、1時間の作業は7,920円。工数計算が簡単になりました。プロジェクトベースで考えると、200万円規模のものを6本。

労働の対価まとめ

年収1,000万円を得るには1,200万円を稼ぐ必要
日給 63,300円、8時間労働換算で時給7,920円必要
フリーランスはすべての時間を価値を生み出す仕事に費やすことはできない

価値のある仕事に短時間取り組み、最大限の成果を上げたい

毎時間7,920円以上の価値を生み出し続けることはデザイナーである以上、挑戦していく必要があります。気になるのは労働時間。月に20日、1日に7時間働き続けたくはなく、価値のある仕事に短時間取り組み最大限の成果を上げたいのが本音。理想的には1年の半分を集中したプロジェクトに取り組み、その後半分は休養や次の仕事のためのスキルアップに使う。そのためには働き続けて成立する試算ではなく、いかに労働時間を下げるかを考えていく必要があります。

単純に人件費を2倍に価値を上げる努力をする

日給13万円、時給16,000円。1ヶ月で250万円の収益があげられれば労働時間は半分になります。こちらは短期的には可能でも、安定して稼ぐのはなかなか難しそうな目標値です。

定期収入(不労所得)をいかに増やしていけるか

もう一つの答えが不労所得です。労働ではなく、自身の持つ資産(人、金、知識、スキル)を有効活用して収益を得る。以下のような手段があるのでは。

投資事業:お金を運用する

  • 預金
  • 株式取引、配当
  • ソーシャルレンディング
  • 仮想通貨

小売業 :商品・情報を価値化して売る

  • ロイヤリティ:デザイナーであれば、デザインした商材に対する契約方式としてロイヤリティ契約を選べます
  • ブログ収益 :自身の知識や考えをまとめ、収益化する
  • 雑誌寄稿、書籍執筆
  • 顧問契約

小売業は商品、情報が増えていくことで収益が強化されていくのが労働と異なります。売るものを作る、ということができるとデザイナー冥利に尽きます。自分の年間の状況で考えると、投資事業と小売業で年間150万円程度の不労所得があります。こちらを2018年度は200万円くらいに持っていきたいです。

定期収入を強化して攻めたデザイン業務を展開する

インハウスデザイナーの多くは副業禁止だった時代、お金を稼ぐためにデザインをすることを長年続けてきました。長時間労働をすると残業代が支払われるのでついついくせになっていく日々。結果的に、労働に対するアウトプットは相対的に薄まり、非効率的な取り組みとなっていました。

年俸制で残業代は出ないシステム

メインの仕事は年俸制で逆に残業を行えば行うだけ損をする、システム。いかに効率的に業務を行うか考えるようになりました。さらに複業を持つようになり仕事やお金に対する視点が変わり始めています。

コスト意識を持つことは最低限必要、今後は資産(人、金、知識、スキル)をどう価値にして増やしていくか。結果、自由な時間を増やして余裕を持つことで、より攻めたデザイン業務を行えるような姿になっていけると良いなと、年収を考えることをきっかけに仕事への取り組み方を見つめ直してみました。

 

 

 

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