星野リゾートリートと新型コロナショック

星野リゾートリートと新型コロナショック

直撃した新型コロナによる社会変化

リーマンショックの直後に星野リゾート・リート投資法人のREIT株を取得、中長期視点で保有してきました。コロナショック前は13株保有、時価総額500万ほど、年間配当は30万円弱。投資履歴は以下の投稿に。

2020/03/19に年初来安値を記録

年初来というよりは実質的には上場来安値だと思うのですが、3/19に250,000円を記録しました。1/20に年初来高値595,000円だったので2ヶ月で半減です。2月、一般株は日銀の買い支えがあって一進一退でしたが、REIT系株全般では当初資金投入は無く勢い良く下げ続け、底が見えない状況でした。まあある意味、資金投入で隠されるより、実態レベルまで落ちたという意味では底値が分かりやすかったかもしれません。

保有していた株は損益がマイナスになる前に手放しました。一時期は保有益だけで150万以上はあったのですがそれが0円。安定して配当を得られる投資だったのですがやむなしです。

リーマンショックの時期は株の分割前でしたがここまでは下がっていませんでした。リーマンショック時は経済危機でも人やものは動き、経済活動が行われていたわけで、コロナショックは観光、宿泊業にとっては本当に厳しいものになっています。

実は3月は業績は悪くなかった。

3月はそれほど業績が悪くなかったが、4月に入って緊急事態宣言が出された後に急にムードが変わった。それまで80%ほどだった各施設の客室稼働率は緊急事態宣言の後には20%台になった。

緊急事態宣言が5月6日で終わるかどうか。そしてその場合に自粛が緩和するかするどうか。感染者数が減少し緩和に向かうならば、そこで観光業界として何ができるかを考えておかなければならない。

一方、状況によっては当面、需要が期待できない、採算が合わない、などが見込まれる地方の施設が出てくるかもしれない。そうなれば、施設によっては夏休みまで閉める、などの可能性はある。

星野リゾート、耐え抜くための「1年半計画」に踏み出す

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星野リゾートが今回の騒動にメッセージを打ち出しています。その中では業績的にはまだ人の動きがあった2月、3月は安定していたようです。インバウンドは減ったでしょうが、もともとブランド力のある宿泊施設を保有しているので、そちらは日本人の宿泊で補えていたのかな。

最も悪くなるのは4月、5月、夏休みまで長引く可能性は高いですがそれでも感染者は移動平均で見ると抑制傾向だし、その後は復調できるのではないでしょうか。業績もインパクトを受けるのは最大半年分。株価もこの人の動きがほぼ止まってしまった最悪の状況に関わらず、現状375,000円まで戻ってきています。

星野リゾートは一年半計画で準備

インバウンドも含めた完全回復に向けて「1年半計画」を立案している。具体的には、1年から1年半かかるのを前提にして、この間しっかり生き残るにはどうしたらいいかを全部逆算。それぞれの月に何をするのかに落とし込んでいる。そのためにはどんなことが起こってくるのか、需要がどう推移するかを予測することが重要だ。

大方針として、先送りできるコストは先送りする。中長期に計画してきたプロジェクトはいったん中止している。もう1つの大方針が人材の維持だ。星野リゾートはスタッフの質が会社の競争力そのもの。復活後に人材をそろえ直していてはパフォーマンスを取り戻すのに時間がかかる。市場が復活するときに備えて、人材の維持はすごく重要だ。

資金面では星野リゾートは所有している施設がほとんどなく、運営に特化している。大きな借り入れがあるわけでなく、それまでマーケットは好調で施設数を伸ばしてきたので、蓄えは相応にある。これを1年から1年半の計画の中で使い果たしてもいいから、とにかく生き残る策を立てる。

星野リゾート、耐え抜くための「1年半計画」に踏み出す

星野リゾートリートの所有物件の中でもブランド力が飛び抜けている星野リゾート。しっかりとした方針で蓄えもある様子。従業員保護や三密対応も既に表明していて、素晴らしいブランド。星野リゾートリートはこうした所有物件からの賃料で営業収益を得ているわけなので、一年半は安定した収益を確保できる。

心配なのは、実は星野リゾート系の物件の賃料は投資法人全体の4割程度なこと。賃料の残りを占めるのは星野リゾート以外の運営物件。こちらはブランド力も高くなく、都市にある普通のホテル。こうした普通のホテル取得で規模を追って収益性は落ちるため株価が下落していた時期もありました。。

3月のホテル稼働率は3割以下。人の動きがない中かなり落ち込みそう。配当が維持されるのか、ゼロ〜半減くらいは覚悟が必要そう。資金面はまだ問題なさそう。

底値近辺で同数買い戻し

星野リゾートは個人的に大好きで応援したいし、ブランド力は日本随一。もともとリート株は買い戻すつもりでした。底値付近で同数を買い戻し。12株、平均取得金額は30万円以下。現状80万程度はプラス評価まで戻ってきています。

下がるとしたら、上がるとしたら

またマイナス圏に下がったら手放しますが、日本の状況はそろそろ最悪期を脱すると思います。今後、大きく下がるとしたら第二次パンデミックの発生、オリンピックの中止、分配の削減発表。上がるとしたら日本での緊急事態宣言終了、感染者の大幅な抑制。

アフターコロナの星野リゾート

どうなるのだろう。ビフォーコロナはインバウンドにも国内富裕層にも人気のプレミアムな宿。アフターコロナはインバウンドが長期間回復しない中、日本人に回帰した宿になるのか。長距離の移動が必要となる地域は弱まり、都市型の施設が盛り上がるのか。リートとしても、規模だけを追う弱い取得から、特色を持った宿をポートフォリオの中核とする強い取得が主になると良いな。

星野リゾートリートは2015年の最高値の時には約767,000円までのポテンシャルがあるし、安定した配当が魅力なので状況をウォッチしていきたいと思います。

追記

200511 爆上げ

412,500まで戻しました。底値近辺で買い戻していたのでなかなかの保有益に。
これまでの様子見の上げ方とは異なり7.97%以上の爆上げです。まだまだ観光業会に人が戻るのは先そうですが、、、日経全体が上げているので海外投資家が戻ってきているんでしょうか。割安だったということですね。12口で追加買い増しに慎重になっていた事に反省。

200529 安定してきました

日経の上げに連動して450,000以上まで上がり、今日は週末の調整か下げましたがしっかりと支えられていてもう400,000を切ることはなさそうですね。

200615 決算短信

2020年の4月期の配当金は13,302円。2020年の10月期は12,753円で微減。そしてなんと2021年の4月期の配当金は5,107円と大幅な減額予定に。順調に成長していきただけに残念です。

2020年の10月期の配当金を受け取るには2020年10月31日の投資主名簿に記載されている必要性があり、権利落ち日の10月30日に大暴落することが予測されます。とはいえ、基盤がしっかりしていることが見えてきているので次の期では回復が見込めると思います。逆に追加取得のチャンスになるかもです。

株価は現状438,000円と既に大きなプラス圏に入っていますが、こちらの発表を受けてどうなるか。まずは10月期の配当金が微減に抑えられたことが発表されたのでプラス方向ですかね。

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