ANAマイル 300,000マイルを何に使うか

ANAマイル 300,000マイルを何に使うか

マイルを使う

海外出張やアメリカ国内移動で貯めてきたマイル。アップグレード等で使っても溜まっていくペースが早く、ついに30万マイル超え。何に使えるのか、使うとお得なのかを調べてみた。

サービス内容
換金率
円/マイル
旅行系 航空券アップグレード
12.90
旅行系 特典航空券(国内線)
2.00
日常生活 提携ポイントへの交換
1.00
旅行系 ANA グローバルホテル&レンタカー
0.80
 モノ系 ANAショッピング A-Style
 0.77
 モノ系 ANAセレクション
0.63
 モノ系 ANAグローバルセレクション
 0.57

換金率で比較

【旅行系】航空券アップグレード 12.9円/マイル

こちらは別記事で詳細レビューしているが、国際線ニューヨークやロンドンへの長距離フライトでエコノミーからビジネスへマイルを使いアップグレードすることができる。エコノミーとビジネスのシート価格から換算すると12.9円/マイルと物系に使うよりも10倍以上のレートとなる。

【旅行系】特典航空券(国内線)  2.0円/マイル

東京石垣間の特典航空券。レギュラーシーズン往復20,000マイルに対してレギュある日程の運賃は40,380円。換金率は2.0円/マイル。

【日常生活】提携ポイントへの交換   1.0円/マイル

スタバ、iTunes、iD等のポイントカードへ交換できるサービス。スイカのみ換金率が若干落ちて0.95円/マイル。30,000マイル以降は換金率がほぼ半分に落ちてしまう。年度内の交換は20,000マイルまでに抑えた方が得。 いままで知らなかった。スタバやiDは日常生活ですぐに使えそうなので早速申し込みたい。

【旅行系】ANA グローバルホテル&レンタカー 0.8円/マイル

このサービス。世界中のホテルをマイルで予約、支払うことができる。モノ系よりは換金率の条件はあまり変わらないが、0.8マイル/円。
ニューヨークにあるArlo SOHOを同時期で比較すると、マイルが38,500に対し、予約サイトでの金額は28,326円だった。旅程がハイシーズンの場合に予約できるのか、換金率が変わるのかまでの詳細な検証はできていない。

【モノ系】ANAショッピング A-Style  0.77円/マイル

こちらは1マイルを1円に換金し、サイト内でショッピングができるサービス。ANAの機内誌に乗っているアイテムを購入できる。STARWARSコラボグッズなどオリジナルアイテムも入手できる。
1マイルを1円と謳っているが、値引き等が無いのでルンバ980で調べてみるとA-Styleでは135,000円のところをAmazonでは103,980円で購入可能。実質換算価値は0.77円/マイル。製品の発売時期により値下がりは考慮していないためあくまで概算。

【モノ系】ANAセレクション 0.63円/マイル

10,000、15,000、20,000マイルと商品が交換できるサービス。ファーストクラスで使用されているワイン等オリジナルグッズを入手するのには役に立ちそう。ただ換金率は0.63と低い設定なので、オリジナルでは無い汎用品の購入には向かない。
比較例として50,000マイルで交換できるルンバの622を使う。発売時期や値引額は考慮していないのであくまで概算のレートになるが、同機種Amazonでは31,708円。円に換算した価値は0.63円/マイル。

【モノ系】ANAグローバルセレクション 0.57円/マイル

こちらは世界のオススメの商品を紹介するサイトのようで、あまり見たことのない海外商品が多い。iPhone、iPadやルアー、ドローンまで売っていて換金価値を気にしなければ購入したいモノは一番多そうなセレクション。
Amazonでは26,997円なので0.54円/マイルとかなり換金率は悪い。海外の製品を輸入して手配しているイメージなので、日本で入手できないものを選んだ方がこのサービスを使う意味が出てくる。
iPadも売っているがApple Storeでの定価が48,800円なので0.61円/マイル。 まあマイルとiPad/iPhoneが交換できるのはお得な気もするけど、他の利用用途と冷静に比較すると損です。

マイルの使い方まとめ

300,000マイルも使い方によっては3,000,000円分の価値になったり、150,000円分の価値に下がってしまうこともある。換金率の高い航空券関連の使い道はタイミングが限られてくるため、出張や旅行のために大事に残しておいても有効期限が先に来てしまうこともありうる。 ポイントカードやモノ系交換サービスもうまく組み合わせマイルの残高をコントロールしながら使うことで日常生活をマイルで便利にできそう。

ANA=旅行に関連するサービスは換金率が高い。

航空会社が提供するサービスなだけあり、飛行機に関連する航空券アップグレード、特典航空券は現金で購入するのと比べると2-10倍の価値に換算される。基本的にはマイルは航空関連の用途に使うことで最大限の価値を発揮する。 宿泊系のサービスもANAに関連がありそうだが、提携会社経由の予約となり換金率はそこまで高くない。

日常生活系サービスは換金率は普通、スタバやiD等でのクーポンは利便性は高いので余っているマイルを交換するのはオススメ

1マイルを1円の価値に交換できるポイントカード交換サービスは航空関連の用途が多くない時に使いたい次の選択肢。スターバックスやSuica、iDへ交換可能。年度内20,000マイル以内であれば換金率が維持されるので、余っているマイルを使うのにオススメ。

モノ系への交換サービスは換金率が悪い。オリジナルグッズ狙いで無ければ避ける方が無難

マイルはANAの提供する複数サービスで家電やファッション関連のグッズに交換も可能だが、換金価値が0.5-0.7と低い。そのショップでしか手に入らないオリジナルグッズ狙いであればリーズナブルな価値かもしれないが、汎用品は避けた方が得。

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