アメリカのcitibankから資産を引き上げた

アメリカのcitibankから資産を引き上げた


なぜアメリカに口座を保持していたか

アメリカに口座を残しておいたのは出張や旅行時に便利だと思ったこと。現地に口座があればいちいち日本で換金せずに済む。debit cardもそのまま使えるので現地では住んでいた頃と変わらない利便性があり、実際かなり便利だった。日本でドルへ両替せず、現金ほぼゼロで行き、必要があればATM。そのまま現金を下ろさずに帰ってくることもあったくらい。基本キャッシュレス社会なので。

あとはアメリカで販売している商品の売り上げがドルでPaypalに入ってくるので口座を持っておくことで売上金を管理できた。ただこれは日本のPaypalアカウントでも可能。最後の理由として、これは日本でも可能だが、ドル建てで資金を持っておきたいのも理由の1つ。

口座維持手数料が必要

アメリカの銀行は基本、預入金額により口座維持手数料がかかる。さらにアメリカに居住していない人がCitibankに口座を維持するには必ず手数料がかかるが、合計の預入金により免除される、確か$10,000以上。後々使う分も含め$15,000残していた。Savingに入れている金額については利子も受け取り可能。

政権が変わって急に不安に

4年くらい何の問題もなく残していた口座。自分が住んでいた時はオバマ政権で何の不信感もなかったのだが、政権が変わってふとアメリカという国そのものに不安になることがあった。

◯年間居住実績のない口座は没収して壁作る、みたいな普通はあり得ない話が現実化しないかは誰もわからない。もしくは勝手にアカウントがロックされ、支店に行かないと解除できないなどの制度の改悪があってもまた困る。

ドル資金の全額移動、口座の閉鎖を決めた。

アメリカのドル建て資産はドルのまま日本へ送金可能

ドル建てで資金を分散して保有しているのは為替リスク対策になる。単純に日本円が暴落しても分散している分はリスクが減る。すでに日本に移していた分も含め、いまも総資産の15%程度はドルで持っている。

アメリカのドル資金は送金手数料だけでドルとして日本に転送可能。送金先には新生銀行を使っている。citibankからwire transfer手続きで新生銀行のSWIFTコード、口座番号などを指定していくだけ。国際送金なのでいきなり大金ではなく必ず少額で試してから。これまで失敗したことは一度もない。

送金手数料は約$20。今回も問題なく3日ほどで送金完了。外貨普通預金口座に追加される。

油断していた口座手数料

アメリカに残った資産がほぼゼロ、一桁代になり2週間ほど放置していた。油断していたらバランスがマイナスになって口座を凍結したとの通知がメールで届いた。。

残高が減り口座手数料が発生するようになっていて、見るといきなり残高$-43.70。月額の維持手数料は10ドルだけ、残高がマイナスになったことで44ドルも手数料が新たに発生した。手数料高すぎと思いつつ、急ぎ口座閉鎖の手続きを行うことに。

残高がマイナスだと解約できない

アメリカCitibankに電話で問い合わせると、当たり前の事だがマイナスの状態では解約できないとのこと。日本からの再送金も頭をよぎったが運良くPayPalに売上金が貯まっていることを思い出し、Paypalからマイナス分を送金。1 business dayで送金完了。

閉鎖はcitibankオンラインチャットで

今回気づいたのがCitibankオンラインのチャットサービスがかなり便利。電話だとお金もかかるし、時差があるため問い合わせ時間が限られる。チャットもアメリカの深夜は対象外だが、早朝や深夜は対応していて返答も早い。今回はこちらを利用して解約手続き。理由を聞かれたり、残高のプラス分を小切手で送金してもらうことを確認してもらったり。checking とsavingどちらも閉じるか、と最後に聞かれ無事解約完了。

アメリカ生活開始時、トラベラーズチェックを持ってNew York五番街の支店に行き必死の思いで作った口座だったので少し寂しくもあったけど、気持ちは楽に。これでアメリカで契約していた生活インフラは全て無くなった。

当時はややこしいケーブルテレビの解約を何度も電話して対応していたのを考えるとチャットだけで解約を済ませられるのは本当に楽になった。

外貨預金はかなり特、ただ補償対象外

新生銀行にドル資金を集めている。

ありがたいのは定期預金の利率がかなり高い事。日本円の定期預金が利率0.01%に対し、ドルの定期預金は1.6~2.55%。日本円での預金と比べ、160倍から255倍の利息がつく。大体500万円分だと2.5%で年間12.5万円。悪くない投資。

日本円からこれをやろうとすると為替手数料が二重でかかってきたり、為替の変動をもろに受けるので、よっぽど為替が円高にふれた時でないとオススメはできない。もともとドル資金を持つ人にとっては美味しい話。

逆に気をつけないといけないのが外貨預金は破綻時の補償の対象外なところ。日本円は1000万円まで補償される。流石にゼロでなく預け入れ量により補償額が決まるとは思うが、何が起こるかわからないのでドル資金は日本の銀行の中で分散させておいた方が身のため。

アメリカで発生する売上金の管理

アメリカ側で定期的に発生する売上金、ロイヤリティについて。こちらは意外と簡単でアメリカのPaypalアカウントから日本側のPaypalへ送金するだけ。自動的に日本円に換金されてしまいますが、しばらくはこちらの方法で運用予定。

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