ロンドンSelfridgeでLoeweのテレビを見る

ロンドンSelfridgeでLoeweのテレビを見る

クリスマスシーズン到来のロンドンSelfridgeの家電コーナーで、久しぶりにLoeweのテレビを発見。

欧州に出張の度に気になってしまうこのブランドはドイツをベースにする電子機器メーカー。Bang & Olufsenのような高級路線で、はっきりとしたブランドアイデンティティと空間に調和する家具的アプローチのデザインで、昔から好きなブランドだ。自分の部屋はプロジェクターでテレビを映しているから今は必要ないんだけど、もし置くとしたらこんなシンプルな造形のテレビが欲しい。どれも下手な造形をしていない無機質でシンプルな脚でよい。SelfridgeのテレビコーナーにはSONYやPanasonic、他社のテレビも置いてあったがいつもの如く、2016年でいまだに変なくせのある造形、変に目立とうとするCMFで潔さゼロ、全然良くない。残念ながらLoeweは欧州でのビジネスが中心らしく、日本ではお目にかかれない(確かにただでさえプレミアムブランドで、輸出マージンでさらに高価格帯になってしまう上、日本には安価なテレビを提供するライバルが多すぎだ)。ベゼルの中央下にブランド表現となる円形の電源ボタンオーナメントがあり、何年も統一したブランドアイデンティティ表現になっている。

何年か前にどこかのアジアメーカーがこのデザインをコピーしていてまたか、と思っていたけど、そのメーカーはまた別の表現をパクリ、Loeweは一貫してこの表現をブランドアイデンティティとして残している。欧州的価値を感じる。SamsungやLGといった数と価格にものを言わせるビッグプレイヤーが台頭してもしっかりと売り場を確保できているということは、欧州で一定のブランド力とポジションがあるのだろう。次の出張でもまた、有象無象あふれる家電量販店でデザインの勉強をさせてほしい。

To tell you the truth: my television often stays switched off – it´s an object of beauty which I enjoy even without an image on the screen.本当のことを教えると、テレビの電源はつけない状態のほうが多い。スクリーンにイメージが移っていないその状態でもモノとしての美しさを感じられるんだ。Edmund Englich, Loewe Designer

 

360° design…… for perfect aesthetics from every angle.If you believe the aesthetics of a television are important, then it is logical that the design of the back must also be considered. There are no shortage of good reasons to support this; it opens up a multitude of options for positioning the new Loewe Art in your room – and also ensures that the cable routing and management do not detract from the overall aesthetic effect.If you believe the aesthetics of a television are important, then it is logical that the design of the back must also be considered. There are no shortage of good reasons to support this; it opens up a multitude of options for positioning the new Loewe Art in your room – and also ensures that the cable routing and management do not detract from the overall aesthetic effect.360度デザイン。どのアングルから見ても完璧な姿テレビの美しさが重要だと考えるなら、背中のデザインも考慮しなければならないことは論理的です。これをサポートする正当な理由の不足はありません。あなたの部屋に新しいロエベアートを配置するためのオプションが多数用意されています。また、ケーブルのルーティングと管理が全体的な美的効果を損なうこともありません。

TRAVELカテゴリの最新記事