ANA ビジネスクラス THE Room レビュー

ANA ビジネスクラス THE Room レビュー

ビジネスクラス新シート体験

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ANA国際線に新たに導入されてビジネスクラス新シートのTHE Room。現状、ロンドン便とニューヨーク便の一部に導入されています。早速ニューヨーク出張で利用する機会があったのでレビューします。

THE Roomとは

まるで自宅でくつろいでいるような空間、シートからルームへ、をコンセプトに2019年11月から展開されている新シート。

羽田空港のプロモーション。ワクワク。

THE Room体験

椅子というよりはソファベッドに近い

ラウンジから乗り込み、自席はこんな感じ。これまでのビジネスクラス席より1.5倍くらい広いソファのようなシートの作り。ディスプレイもかなり大きくなっています。座面のスペースはかなり広い。横方向は1.5人掛けのソファのような広さ。

これまでのANAのビジネスクラスはエコノミーよりは広いとはいえ、シートの横にはテーブル兼後ろの人の脚入れがレイアウトされていて横幅は限られていた。THE Roomは向きを入れ違いにレイアウトする事で上手く解決している。その分飛行機に後ろ向きで乗らなければならないシートもあるので、席の指定には注意が必要です。

部屋感は最高

新設されたパーテーションによって、プライバシーを保てる。囲われた書斎感は良かった。仕事に最適な環境。ビジネスクラスも、選ぶ位置を間違えるとCAやトイレに立つ人の移動が煩わしく、睡眠を遮られることもあったが、このシートなら大丈夫だった。

アメニティ入れはGLOBE-TROTTER

ビジネスクラスだと必ず付いてくる歯ブラシやボディクリーム等がセットになったアメニティボックス。GLOBE-TROTTERとのコラボでした。帰路便も同じくGLOBE-TROTTERのケースでデザインは異なるポーチタイプ。

ディスプレイ

The roomになってディスプレイが大きくなっていて良かった。ANAのビジネスクラスは標準ヘッドホンがノイズキャンセリング。

驚いたのはHDMI入力があり、デュアルディスプレイにできるところ。まあでもわざわざケーブルを持ち歩いているわけでもなく、特に恩恵はありませんでした。WiFiが超高速になってストリーミング見ながら作業なんて出来るようになったらデュアルディスプレイはありかもです。

シート操作のUI。わかりづらかったです。

新コンセプト、ビジネスクラスなのにWifiは別料金?

せっかくのビジネスクラス体験なのに、Wifiはいつものようにクレジットカードを登録して購入しなければならなかった。ビジネスクラスのUXを考えればこれは余りにもチープな体験。。ホテルのようにwifiパスが用意されていても良いのでは。もしかしたらファーストはそうなのかな。

3点式シートベルトはいまいち

恐らくシートが広くなったのが原因。座面のスペースが広く、腰用のシートベルトの支点が離れているためか、離陸と着陸時には3点式のもう一本のシートベルトをわざわざ引き出して付けなければならない。わかりづらい上に、シートに縛り付けられるよう。ここはこれまでのビジネスクラスの方が良かった。

コンセプトは良いのですが、シート設計が??な部分が多い印象でした。部屋というコンセプトが先に決まって、制約を受けながらなんとか作りきった感じ。

食事は普通のビジネスクラスと同等

こちらは普通のビジネスクラスと同等。The Roomならではの特別メニュー等はありませんでした。

ロンドンやニューヨークなど、長時間移動にはかなり有効

アメリカ西海岸等は一眠りすると着いていたりするのであまり恩恵を受けられないけど、長距離便ではこちらのシートの恩恵は大きい。疲労はないが、つい美味しい料理やお酒を飲みすぎてしまい二日酔い状態で到着してしまうことが難点。

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