Google Wifiレビュー 自宅WiFi環境メッシュネットワーク化

Google Wifiレビュー 自宅WiFi環境メッシュネットワーク化

3階建ての自宅のWiFi環境、1Fに光回線のモデムがある関係で2Fに電波が届かず、BuffaloのWiFiエクステンダーWEX-733Dを使用していました。こちらもコンセント直挿しタイプのシンプルな構成で2Fまでは電波が届くようになったのですが3Fやルーフバルコニーでは安定せず。また、親機の無線WiFiとの自動選択がうまくいかないことがしばしば。設定も複雑でした。

中継器をどうにかしなければと思っていたところ、いきなり日本投入が発表されたGoogle Wifi。早速購入してみました。

Google Wifiのすごいところ

いつでも端末に最適な接続を提供

Google Wifiはユーザーの環境に応じて混雑していないWi-Fiのチャネル、より高速な帯域(2.4GHz帯か5GHz帯)を自動で判別し接続します。

すごいところはメッシュネットワーク

Google WifiはよくあるWiFi中継器ではありません。複数の Google Wifi ポイントが相互に連携し、1つのルーターとして機能する新しいデバイスです。家中どこでも信頼性の高い安定した高速接続を実現できるメッシュネットワークを備えています。こちらの方式は国内のメーカーからは販売されていません。WiFi中継器は親機とスマートデバイス間でデータの受け渡しをする役割なので、遅延が発生することもありましたが、Google Wifiではそもそも機器同士の接続に異なる通信規格を使用しているため、遅延が発生しません。

無線LAN中継器では、親機接続と端末接続に同じ通信規格・帯域幅を半分ずつ用いるため、通信速度が半減してしまいます。
メッシュネットワークでは、親機接続には異なる通信規格(IEEE 802.11s)を用いているので、上記理由での通信速度減はありません。

Google Wifiについて気づいたこと

中継器を使用していて、速度が安定しなかったり、電波の弱いルーターを掴まえてしまったりが日常茶飯事だったので、こちらの機能だけで購入を決めました。

シンプルなアプリ管理

Google Wifi 連携アプリを使用すると、迅速なセットアップ、接続デバイスの確認、お子様の Wi-Fi の一時停止、スムーズなトラブルシューティング、ゲスト ネットワークの設定などが可能です。

個人的にはデバイスに優先度をつけられる機能が響きました。そんな芸当はこれまでのルーターではできませんでした。ネットが遅いと思ったら、全然使っていないデバイスが帯域を占有していたりとか、経験があるのではないでしょうか。

何より一番のメリットは複雑な設定を気にすることなく、インターネット環境を楽しめる。複雑な事はGoogle Wifiがやっておいてくれる、こと。

Google Wifiの日本投入が発表されたので早速購入してみました

開封してみます

相変わらずシンプルなパッケージ。

今回購入したのはGoogle Wifiの3台セット

本体、USB-C充電ケーブルが3セット、メインを接続するためのLANケーブルが入っています。

1台目をメインのモデムと有線LAN接続します。

スマホにGoogle Wifiアプリをダウンロード、画面のガイドに沿って本体のQRコードを読み取ったり、パスワードの設定をしたり。数ステップで機能するようになります。

2台目、3台目もアプリのガイドに沿って設置していきます。1Fにメイン、2F、3Fと3台設置完了。

設置完了したらアプリでネットワーク設定の診断が可能です。それぞれのGoogle Wifiの電波状況、デバイスのインターネット速度を確認できます。3Fはもちろん、ルーフバルコニーでも安定したネット接続ができるようになりました。

Google Wifiでも2台では3F、ルーフバルコニーまで安定した電波は到達しませんでした。3F建の戸建てに住んでいる方は3台によるメッシュネットワーク化をお勧めします。

良いなと思ったポイント

悩まされていた自宅のWiFi問題が一瞬で解決しました。さらにペアレンタルコントロールやゲストネットワーク等、今後役に立ちそうな機能もスマホアプリから簡単に設定できるところも素晴らしい。

本当に複雑な設定は一切必要ない。
電波帯を選んだり、192.168なんとかみたいなページにアクセスするみたいなわけのわからない設定はありません。いまどきのプロダクトってこうあるべきだよな、という仕様です。

メッシュネットワークなので家の中で移動しても安定して接続できる
例えば2Fにいて1Fに降りてきたのに、2Fの弱い電波を拾ってしまっているということが以前の中継機であったのですが、Google Wifiでは常に最適なポイントに繋いでくれるため速度低下が起こりません。

Google Wifiに接続しているデバイスがわかる(なぜか安心する。外部からアクセスされていない確認)

ゲストネットワークを設定できる(アクセスできるデバイス、遮断するデバイスを設定可能)

いくつか気になる点

設置方法のコツ

Googleのサポートページに配置のコツがまとめてあります。

配置場所

  • 棚、TV スタンド、サイドテーブルなど、よく見えるオープン スペースを選択してください。
  • 一般的に、Wifi ポイントは互いの距離が 2 部屋以内の場合に最適な性能を発揮します。
  • また、家の中央で目線の高さに Wifi ポイントを配置することをおすすめします。このようにすると、家中どこでも均一に電波が届きます。

ワイヤレス環境

  • Wifi ポイントのそばで、1 つまたは複数のワイヤレス ルーターが Wi-Fi をブロードキャストしている場合、干渉を引き起こす可能性があります。
  • お使いの Wifi ポイントと、そばにある別のルーターが同じ Wi-Fi ネットワーク名をブロードキャストしている場合、お使いの Wifi ポイントではなく、もう一方のルーターにモバイル端末が接続する可能性があります。
  • 複数の Wifi ポイント デバイスを接続する場合は、1 つの Wifi ポイントは NAT モードで、他の Wifi ポイントはブリッジモードでセットアップするという特殊な方法を用いる必要があります。

床から離し、目線くらいの高さにある棚に置くと最大限の効果を発揮するみたいです。
既存の無線が混在すると干渉を引き起こす恐れがあるため、使わないWiFiをオフにするにも重要のようです。

Google Wifiでセキュリティ・プライバシーが漏洩しないか

Googleのサポートページにまとめてあります。

Google Wifi アプリや Wifi ポイントで、ユーザーがアクセスするウェブサイトを追跡したり、ネットワーク上のトラフィックのコンテンツを収集したりすることはありません。 ただし Wifi ポイントでは、Wi-Fi パフォーマンスの最適化に関連する情報(Wi-Fi チャンネル、信号強度、端末の種類など)を収集します。

要するに、ネット上での行動はトラッキングしないけど、WiFiの機能面に関わる情報は取得するということ。セキュリティ・プライバシーには問題なさそうです。

NAS(Synology)と接続できない?

現状、Macから使用しているSynologyのNASにアクセスできていません。調べてみると同様の問題が起こっているようで、サポートフォーラムにトピックが上がっています。どうも設定で直るようなのでこちらも継続して方法をまとめていきます。

Google WifiにLANケーブルで直挿しすることで問題が解決しました。

Phillis hueにも同様の問題が発生したので、3台あるGoogle Wifiに割り振って接続して問題解決。1台はモデム、1台をPhillips hue、1台をSynology NASに直に接続して運用しています。

購入したGoogle Wifi

Google Wifi system (set of 3) – Router replacement for whole home coverage by Google
Google

Nest Wifiとしてアップデート

Google wifiとも互換性あるようです。

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