Googleからリアルタイム翻訳イヤホン Google Pixel Buds

Googleからリアルタイム翻訳イヤホン Google Pixel Buds

Google Pixel2のローンチイベントで翻訳端末業界へサプライズ

独立式イヤホンGoogle Pixel BudsがPixel2と連動、Google Assistant経由でリアルタイム翻訳される機能が発表されました。

ローンチイベントのムービー。翻訳部分は1:00から。

I am less sure if the other headline feature for the Pixel Buds will be as convenient, but it is certainly impressive. Since the Google Translate app can translate between 40 different languages — that’s 1,600 combinations — so can Pixel Buds. There’s another pop culture reference to evoke here (the Babel Fish from Hitchhiker’s Guide to the Galaxy), but translating with Pixel Buds is not that seamless.

You hold your finger down on your ear and say “help me speak French,” and speak a phrase. When you lift your finger, the Translate app speaks and displays your translation. Then the person you’re speaking to holds a button down on your phone and says their reply, which you hear in your ear.

I’m a little dubious that this is any more convenient than just passing your phone back and forth and doing everything there, but it worked really well in the demo: a fairly natural voice in my ear translated what the other person said. It’s not quite in real time, but it’s very fast.

https://www.theverge.com/2017/10/4/16405202/google-pixel-buds-wireless-headphones-photos-video-hands-on

The Vergeによると
40言語、1600の翻訳コンビネーションが機能する。
使い方はイヤホンを指で触り、「フランス語で話すのを助けて」と話し、母国語で話す。その後指を離すと翻訳してくれる。スマホには会話履歴が表示され、スマホ側でヒアリングモードにすることで、相手側の会話内容も母国語に翻訳していくれる。

デモ動画を見ると、実際はリアルタイムとはいえないが、翻訳までの反応がかなり早い。機械学習でより精度、スピードを増していくだろう。

日本語翻訳のhands-on動画。使い方がよくわかります。肝心の翻訳については思いっきり間違って訳していますが、、ノイズの関係もあるのかな。

日本での翻訳端末開発

日本では総務省が主導する「グローバル・コミュニケーション計画」で、多言語音声翻訳システムの社会実装を特に2020東京五輪までに目指している。翻訳エンジンの開発は情報通信研究機構NICT、スマホやタブレットでのアプリを提供している。

http://www.soumu.go.jp/main_content/000395359.pdf

その枠組の中で、日本メーカー(パナソニック、NEC、富士通他)は各社NICTのエンジンを利用して端末開発を行っているのだが、、なんだかまだまだ荒削りな印象。商品化フェーズへ進んでいるものは少ない。

東京マラソンにハイテク警備 小型翻訳端末を初投入 NEC

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いきなり来た未来、リアル翻訳コンニャク

そんな中いきなりのGoogle Pixel2 x Pixel earbuds。利用シーンに完全に溶け込みそうな選択肢が出てきてしまった。訪日外国人がみんなこれ持ってくれば英語がしゃべれない人が多い日本でも不便しない。

何よりコンシューマーをターゲットとしてリアル・フィールドで使ってもらうことで、商業施設や病院、公共交通まで様々なシーンにおける機械学習用の貴重なライブラリを増やしていくことができる。2020年を待たないで機械翻訳の実用化が始まった。日本も政策として公共交通機関や宿泊施設、電気店のような外国人が集まる場所に、どんどん端末を配ってライブラリを溜めていかないと立ち向かえなくなる。

まずはPixel earbuds使ってみたいな。日本での販売予定は今のところなし。アメリカへ買いに行かねば。

 

 

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