ダイレクトドライブ・サイクルトレーナー
インドアでロードバイクのトレーニングができるサイクルトレーナー。写真左がタイヤドライブ式、右がダイレクトドライブ。 違いはタイヤドライブがリアホイールに負荷をかける方式で、ダイレクトドライブはリアホイールを外してチェーンを機器側のスプロケットに直接設置する方式。
タイヤドライブ式のデメリット
以前タイヤドライブ式のサイクルトレーナーを使っていたことがあるのだけど、負荷が一定しか設定できないタイプだったのですぐに飽きてしまった。当時はZwiftもなかったし、インドアでトレーニングをすることに最後まで楽しみが見出せなかった。 後で知ったのだけどタイヤドライブ方式のトレーナーはリアホイールに負荷がかかりタイヤが磨耗してしまうので、摩耗に強いタイヤ、トレーナー用のホイールやスプロケットを一式揃えないといけない。
インドアサイクリングを最高に面白く、Zwift
WahooのKickrを皮切りに、ダイレクトドライブ方式のサイクルトレーナーが普及、いちばんの魅力は負荷をZwiftなどのサクリングアプリと連携させて自動調整できるところだ。Zwiftはインドアサイクリング用ソフトで、PCの中の3D仮想空間を自転車で走ることが出来、オンラインコミュニティの参加者と一緒に走ったり競い合うことができる体感型のオンラインゲーム・プラットフォーム。 ダイレクトドライブ・サイクルトレーナーと連携することで、走っているコースの傾斜がリアルタイムに負荷として反映されるようになる。タイヤドライブ式でも負荷を調整できるモデルもあるみたいだけど過去の経験もあり、ダイレクトドライブ式のサイクルトレーナーを購入する予定を立てることにした。
サイクルトレーナー購入候補
wahoo KICKR
サイクルコンピューターやセンサーで有名なアメリカのメーカーwahoo。スマートサイクルトレーナーでは割と走りのメーカーのはず。KICKRは第二世代の製品となり、TEAM SKYの公式サイクルトレーナーになっている。 定価 152,550円
Tacx NEO Smart (タックス)
オランダのメーカーTacxが販売している最上位機種。パワーと静粛性を強調していて、路面の状況も再現可能と謳っている。石畳やオフロードの場合、バイブレーションで再現するらしい、これはZwiftと連携できるとインドアトレーニングがさらに面白くなりそうなアイデアだ。 定価 189,598円
Tacx Flux (タックス)
こちらもTacx、エントリーレベルの製品。機能は最低限だが、価格は唯一10万円を切る。 定価 88,940円
スペック比較
wahoo KICKR2 | Tacx NEO Smart | Tacx Flux | |
サイズ | 540 x 710 x 465 mm | 575x750x550 mm | 670x650x465 mm |
パワー | 2000 Watt | 2200 Watt | 1500 Watt |
最大斜度 | 20% | 25% | 10% |
精度 | <2% | <2% | <5% |
重量 | 21.4kg | 21.5kg | 16.0kg |
接続 | ANT+ ANT+ FE-C Bluetooth Smart | ANT+ FE-C Bluetooth Smart | ANT+ FE-C Bluetooth Smart |
基本スペックはTacx NEOが一番高機能。使うかはわからないけど最大斜度25%はすごい。Tacx Fluxの10%は少し足りないか、7-8%で走るときにほぼマックス負荷状態がかかり、機器側に負担が大きそうなイメージ。
フットプリント比較
家族の住む家に置く上で気になるのがサイズ。 3機種のフットプリントの比較。大きな差はないが、一番コンパクトなのはNew Kickr。Tacx NEOはKickrに比べて幅、奥行きとも3cm程度大きい。Tacx FLUXは横幅がスリムでその代わり奥行きが長い。
New KickrとTax NEOは収納時に折りたたむことができる。折りたたんだ際のサイズ比較でもKickrが最もコンパクト。KickrもTacx NEOも折りたためば幅が25cm以下になるので収納はしやすそう。 折り畳みの方が使い勝手は良さそうだ。
海外通販サイトレビュー比較
国内では購入している人の絶対数が少なそうだったのでUK版のAmazonでレビューをチェック。 Tacx NEOは星4つ、レビューも安定している。 Tacx FLUXはレビューが星2つと著しく低い。数回のライディングで壊れたとの報告が多数。やはり廉価版は手を出さない方が良さそう。 KickrはAmazonでの販売を制限しているのか、レビュー数が1個しかなくあまり参考にならなかった。
海外レビュー比較
次は海外サイトでのレビュー比較。 ノイズはTacx NEOが一番静粛性がある。Kickrは第二世代になり静粛性を謳っているがベルト式の独特のノイズが出てしまう。
Wiggleで比較→Tacx NEOへ決定
サイクル系の最安通販サイトWiggleで各機種の価格を比較。
2017年6月時点の価格は以下の通り。
Wahoo Kickr 2 134,244円 12%オフ
Tacx NEO T2800 119,758円 36%オフ
Tacx Flux 75,388円 15%オフ
以下の理由でTacx NEOに決定。Wiggleで購入した。 ・基本スペックの高さ ・折りたたみできコンパクトに収納可能な点 ・海外Amazonでのレビューの高さ(安定性、信頼性) ・海外レビューでの評価の高さ(静粛性) ・Wiggleでの値引率 Kickrは有力なライバル候補だったが、ノイズが気になってしまい最終的に候補から外れた。深夜までやろうとは思わないけど静粛性も重視。
購入したもの
本体以外に必要なもの
・ロードバイク ・ロードバイクで使用しているスプロケット サイクルトレーナーにはスプロケットは付属していないので Trek Emonda SL6で使用しているShimano Ultegraの11速を購入 ・トレーニングマット Tacx NEOは横幅が多いので通常のヨガマットでははみ出してしまうので純正品を購入 ・スウェットカバー 汗からロードバイクを守るカバー。こちらも他社製品かタオルで代用可能かと思ったけど純正品はTacxのロゴ入りでかっこいいので購入 ・PC/タブレット/スマートフォン(Zwiftを利用する場合) ・電源プラグ変換コネクタ(Wiggleから購入するとプラグが異なる)